【石川】金沢西・柳橋 県史上初!完全試合 13K「自信になった」

[ 2017年7月17日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権石川大会1回戦   金沢西4―0能登 ( 2017年7月16日    金沢市民 )

 1回戦を勝った喜びと快挙達成の驚きが同時に湧いてきた。ノーヒットノーランすら経験がない金沢西(石川)の右腕・柳橋が能登戦で完全試合を達成。「まずは1回戦を勝てて良かったという気持ち。スライダーが良かったし、腕が振れた」と謙虚に振り返った。

 2年時から主戦だったが昨秋、今春とともに石川県大会では初戦敗退。川場裕佑監督は「練習試合ではいいのに本番で結果を残せなかった」。それでも冬場の下半身強化は着実に効果が出ていた。指揮官から「この夏は打開しろ」とハッパをかけられたこの日、最速145キロとスライダーを制球良く決めて13奪三振。内野ゴロ8、内野飛球3、外野飛球3で、打者27人、106球で石川史上初の記録を樹立した。

 「野手も頑張らなければ完全試合はできない。全員で成し遂げた記録」と指揮官。柳橋も「自信になった」と手応えを口にした。

 ◆柳橋 巧人(やなぎはし・たくと)1999年(平11)9月14日、石川県生まれの17歳。幼稚園の年長から野球を始め、中学時代は石川ボーイズに所属して外野手兼投手としてプレー。投手育成に定評ある川場監督の教えを請うため金沢西に進学し、1年秋からベンチ入り。1メートル77、75キロ。右投げ左打ち。

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2017年7月17日のニュース