【宮城】25歳女性監督 夏初陣は惜敗「彼らとともに成長させてもらった」

[ 2017年7月17日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権宮城大会2回戦   涌谷1―2仙台高専 ( 2017年7月16日    仙台市民 )

<涌谷・仙台高専>夏初陣を飾れず、悔しそうに引き揚げる涌谷・阿部監督
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 4月に就任した涌谷(宮城)の女性指揮官・阿部奈央監督が夏初陣に臨んだが惜敗した。0―2の5回2死一塁、菊地の左越え適時二塁打で1点差とし、7、8回も得点圏に走者を進めたが及ばず。

 それでも「100%以上の力が出せたと思うし、最後まで彼ららしくやってくれた」とベンチ入りした11人をねぎらった。

 高校時代は1年間選手として男子と一緒に練習し、2年からマネジャーに転身。宮城県高野連によると、硬式の女性監督は東北で初とみられる。ベンチから笑顔でナインを鼓舞し続けた25歳は「彼らとともに成長させてもらった」。2失点完投のエース佐々木は「奈央先生に1勝をプレゼントしたかったが、最後の夏に楽しい野球をさせてもらった」と感謝した。 (原田 真奈子)

 ▽全国の硬式野球部女性監督 東京電機大高(西東京)の市川麻紀子監督は就任7年目で、今夏は都神代・都東京農に2―9で初戦敗退。洛南(京都)の山村真那監督は京都初の女性監督で就任3年目だが、今夏初戦は京都外大西に0―16で敗れた。

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