阪神・ロジャースは昇格見送り 当面は2軍戦で調整へ

[ 2017年7月15日 07:47 ]

ティー打撃をするロジャース
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 阪神の新外国人、ジェイソン・ロジャース内野手(29=前パイレーツ3A)は17日の後半戦開幕に合わせた昇格見送りが濃厚になった。14日は甲子園球場での1軍練習に参加し、当面は2軍戦で出場を重ねながら状態を上げていく方針が固まった。

 「甲子園は初めてで大きい球場だったけど、慣れていけば大丈夫だと思う」

 本拠地では初めてだった屋外でのフリー打撃では41スイングで柵越え1本だけ。「今日はイマイチだったね」と振り返ったように完調には多少の時間が必要なようだ。

 金本監督も「もうちょっと(2軍戦に)出た方が良いんじゃないかな。守りとか体の切れとかもあるだろうし。いきなり1軍で試すというのもちょっとね」と完全に仕上がった状態での助っ人砲の招集を望んだ。

 11日のウエスタン・リーグ、広島戦から出場し、翌12日の同戦では左翼線二塁打で“来日初安打”を記録するなど決して低調なわけではない。ただ、期待されるのは猛虎の劇的浮上につながる快発進だ。「2日前のゲームでの感覚も悪くなかった。自分のスイングは戻ってきているよ。ゲームでは内容のある打席を心がけていきたい」と課せられた最終調整に意欲的だった。

 練習前には所属していた「インディアナポリス・インディアンス」の公式ツイッターから自身のアカウントへ激励メッセージが送られた。愛称でもある「パンダ」の絵文字で返信し、「自分のことを気に懸けてくれるのはうれしい」と刺激も得た。「1軍でも2軍でもチームに貢献するバッティングをやっていきたい」。1軍デビューは持ち越されても前向きに表情を引き締めた。(遠藤 礼)

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2017年7月15日のニュース