【山口】波田陽区の母校・豊浦 早鞆“斬り”で初戦突破

[ 2017年7月15日 22:07 ]

山口大会1回戦   豊浦10―7早鞆 ( 2017年7月15日    オーヴィジョンスタジアム下関 )

9回1死一、三塁、代打で勝ち越しの2点適時三塁打を放ち、三塁側スタンドに向かってガッツポーズを決める小山椋
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 山口大会が開幕し下関会場では豊浦(とよら)と早鞆(はやとも)の古豪対決が行われた。打撃戦はお笑いピン芸人・波田陽区(42)の母校でもある豊浦が、10―7で早鞆“斬り”に成功した。

 初回に4点を先制し、5回にも3連打で3点を追加したが、8回に7―7の同点に追い付かれた。ただ、9回に唐川新一監督は“ギター侍”ならぬ、“代打侍”を投入。「(試合前の)ノックに参加しなくていいから、バットだけ振ってろ」といつも言われている代打専門の小山椋外野手(3年)を1死一、三塁の場面で投入。小山は見事に右中間へ、走者一掃の勝ち越し2点適時三塁打を放ち、三塁上でド派手にガッツポーズを決めた。

 3年間で公式戦初出場の背番号「17」は興奮したまま「何(球種)を打ったのかも覚えてません。いつの間にか三塁にいました。波田陽区さんがOBということは知っていますが、今日は関係ないです!」と大喜び。

 甲子園には春夏計5度の出場経験があり、夏は79年以来4度目の出場を狙う。ただ、三塁側スタンドの応援はOB波田のブレークネタではなかった。お笑いピン芸人・永野(42)の「♪ピカソより普通に(クリスチャン)ラッセンが好き〜♪」のネタをアレンジし、2人の画家の部分に選手名を入れ込んだ、独特な応援が目立っていた。

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2017年7月15日のニュース