逆転負け16試合…巨人 継投の“後手”目立った前半戦

[ 2017年7月14日 07:47 ]

 【記者の目】就任2年目の巨人・高橋監督は外野手出身。昨年から投手起用に関しては、尾花投手コーチに一任してきた。今季は菅野、マイコラス、田口の先発3本柱が開幕から安定しているが、それ以外の投手が先発する試合は、どうしても継投が勝敗を左右する展開が多くなる。

 ここまで逆転負けは16試合あるが、尾花コーチが継投のタイミングで後手に回るケースが目立ったのは事実。結果論ではなく、最善の手を打ったかどうか。左投手に代えていれば…、相手の代打起用を読み、あの投手を用意させていれば…、と悔いが残る敗戦は一度や二度ではなかった。

 斎藤2軍監督は指揮官として戦況を読み相手打線、自軍投手陣の好不調の見極めもこなしてきた。「現役監督の目」がベンチに増えれば、後手に回らない継投が可能になるのではないか。8回のマシソン、9回のカミネロにつなぐ中盤のやりくりは投手コーチの腕の見せどころ。継投策でつかむ白星が増えるかどうかが今回の配置転換の可否を決める。 (巨人担当キャップ・川島 毅洋)

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2017年7月14日のニュース