【球宴】大谷 第1戦「3番・DH」先発へ 本塁打競争も出る

[ 2017年7月14日 05:30 ]

マイナビオールスターゲーム2017第1戦   全パ―全セ ( 2017年7月14日    ナゴヤドーム )

名古屋駅に到着した日本ハム・大谷(左)と西川
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 「マイナビオールスターゲーム2017」は14日、ナゴヤドームで第1戦が行われる。DHとしてファン投票で選出された全パの日本ハム・大谷翔平投手(23)は、第1戦に「3番・DH」で出場し、第2戦は代打待機が濃厚。ホームランダービーには2戦とも出場し、2年連続でMVP&ホームランダービー優勝の「ダブル制覇」を狙う。

 京セラドームでの今季初登板から一夜明け、ダークスーツに身を包んだ大谷が新幹線で名古屋に到着した。報道陣の問いかけには無言だったが、会釈しながら宿舎へ。5年連続5度目の球宴。夢舞台で狙うは全パを勝利に導く一発だ。

 第1戦は「3番・DH」で1、2打席に立ち、第2戦は代打待機予定。2年連続2度目となる本塁打競争には2試合通じて出場する。全パの指揮を執る栗山監督は「翔平に関しては出たところでファンの方々にしっかりお礼ができるような活躍をしてほしい。感謝を形にしないといけない」。大谷は昨年は第1戦のホームランダービーで初出場初優勝し、第2戦では球宴初本塁打を放ち、初のMVPに輝いた。今年は開幕直後の左太腿裏肉離れで、出場8試合ながらDHでファン投票選出。選出時は「複雑ですけど…」と素直な気持ちを吐露していたが「ファン投票で選んでいただいたので全力で頑張りたい」と切り替えた。栗山監督は「本塁打競争でさえも彼(大谷)が成長する場所だと思う」と言った。

 前夜の「投手・大谷」は最速158キロも1回1/3を4失点だが、「打者・大谷」はここまで17試合で打率・357、2本塁打。待望の復帰後初アーチも期待される。段階を踏みながら出場しているが、すでに100%の出力での走塁は可能な状態だという。モットーとする「全力プレー」で2年連続での本塁打競争制覇&MVP獲得を狙う。それがファンへ最高の恩返しになる。

 栗山監督は4番に打撃3部門でリーグトップのソフトバンク・柳田を指名し、大谷、柳田、中田の強力クリーンアップが形成される予定。大谷にとって早ければ今オフにもメジャー挑戦するため、今年の球宴が日本ラストとなる可能性もある。二刀流男はバットで祭典を盛り上げる。 (柳原 直之)

 ▽大谷昨季の球宴 7月15日の第1戦(ヤフオク)は本塁打競争で優勝。16日の第2戦(横浜)は「5番・DH」で先発出場。0―3の5回、井納(DeNA)から左中間へ球宴初本塁打となるソロを放つなど、3安打の活躍で自身初のMVPを獲得した。

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