【千葉】浦安がコールド発進 双子の兄がけがの弟の思い背負い活躍

[ 2017年7月13日 19:01 ]

第99回全国高校野球選手権千葉大会2回戦   浦安8―0千葉南 ( 2017年7月13日    青葉の森 )

<浦安・千葉南>母手作りのお守りを手に喜ぶ浦安の高山兄弟
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 双子の思いが通じ、浦安が7―0で千葉南に7回コールド勝ちした。先発した藤隅投手(3年)が6回を3安打無失点の好投。大塚知久監督は「藤隅がよくやってくれた。けがであまり練習もできていなかった選手を起用してみたり、意味がある試合になった」とたたえた。

 その、けがの選手の一人が、高山寛都(3年)だ。双子の兄・雅都は2番・遊撃手を務める主将。約1カ月前に右手を骨折し、思うような練習ができなかった。「寛都がスタメンで出られないのは分かっていた」と言う兄は、3安打1打点の活躍。打点を挙げた6回の右前打でホームに戻ってきたのは、代走で出場した弟の寛都だった。

 「次回以降、一緒に守るためにも、絶対に勝つという気持ちだった。次戦も全力でやりたい」。二遊間を守る双子の思いに引っ張られるように、浦安が好発進した。

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2017年7月13日のニュース