阪神・糸原 倉敷でも暴れる!高校時代に9打席連続安打「いいイメージ」

[ 2017年7月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神―中日 ( 2017年7月11日    倉敷 )

岡山駅で大勢のファンに囲まれる糸原
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 大殊勲の翌日。阪神・糸原は静かな闘志を秘めて倉敷遠征へ向かった。同地では年に一度の主催試合。プロ1号&プロ初サヨナラ打の余韻が残る中、舞台が倉敷へ移る巡り合わせからもブレークの予感が余計に高まった。

 「いいイメージがありますよ」

 島根の開星出身。08年秋には1年生ながら倉敷で開催された中国大会に出場した。倉敷市営球場での1回戦、倉敷マスカットスタジアムでの準々決勝で何と9打席連続安打を放ち、江の川(現・石見智翠館)時代の谷繁元信(中日元監督)の大会記録を塗り替えた。縁起のいい舞台への“凱旋”。最高のタイミング、最高の追い風と言っていい。

 9日の巨人戦ではプロ初の1試合4安打をすべて長打で飾る大活躍で連敗を2で止めた。反響を「結構ありました」と明かした後、表情を引き締めなおした。「昨日は昨日。また明日です。自分の役割をしっかり果たしたいと思います」。浮かれずに切り替えを強調する様も頼もしい。11日からの中日2連戦で前半戦が終わり、西岡、ロジャースという“新戦力”が加わる後半戦の競争激化は必至。思い出の地で次はどんな活躍を演じるのか。注目だ。(山本 浩之)

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2017年7月11日のニュース