阪神・西岡 15日1軍合流へ 掛布2軍監督示唆「やり残したことない」

[ 2017年7月10日 05:30 ]

阪神・西岡
Photo By スポニチ

 左アキレス腱断裂からの再起を目指す阪神・西岡が球宴休み期間中の15日から1軍に合流することが9日、分かった。10日のウエスタン・リーグ、広島3連戦(鳴尾浜)全てでフル出場し最終チェックする。

 いよいよ西岡が帰還を果たす。復活への過程を間近で見守ってきた掛布2軍監督はこの日、「10日からの試合が最後になる。もうゴーサインは出ている。本人もやれることはやったはず。(2軍で)やり残したことはない」と昇格を示唆した。

 周囲の予想を上回る回復曲線を描いてきた。昨年7月20日巨人戦で大けがを負い、長かった試練のリハビリを乗り越え5月30日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で314日ぶりに実戦復帰した。この日は試合に出場せず、鳴尾浜での残留練習に参加したが、9日時点で18試合に出場し55打数21安打の打率・382、1本塁打。盗塁数もチーム2位の7盗塁を決めており、故障の影響は、ほぼないと言っていい。

 守備では、昇格後に複数ポジション守ることを想定しプロ13年目で初となる一塁守備も2試合、遊撃と中堅で3試合ずつプレーしているが、現状では不安材料は見当たらない。西岡本人も「行けと言われたところをやれるようにしないといけない」と話しており、内外野問わずチームの戦力になるため、身を粉にして戦う構えだ。

 最終テストとなる3連戦では遊撃及び中堅に就く予定。復帰後初の「3連戦フル出場」で、どんなパフォーマンスを見せるか、注目される。

続きを表示

2017年7月10日のニュース