大雨で被害の浮羽究真館は敗退…校長「よく頑張っていました」

[ 2017年7月10日 20:44 ]

福岡大会1回戦   浮羽究真館2―6三池 ( 2017年7月10日 )

整列し相手校の校歌を聞く浮羽究真館ナイン
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 被災地に元気を与える夏1勝を届けられなかった。九州北部豪雨で、浮羽究真館の地元のうきは市と隣接する朝倉市に5日から断続的に降り続いた大雨の影響で甚大な被害が出た。

 鉄砲水に飲み込まれて、父方の祖父が現在も安否不明者となっている部員は、先発出場したが勝利に貢献することはできなかった。

 3回に先制、5回に勝ち越しと2度先行する展開となったが、追い付かれたあとの8回の守りのミスから招いた4失点が痛かった。それでもスタンド観戦した佐藤恵子校長は笑顔だった。

 「雨の影響で練習する時間がない中で、とてもよく頑張っていました。気持ちは伝わってきました。被災した生徒は10人ほどいますが、10日に初めて全校生徒(530人)が学校で顔をそろえました。これからも地元のために頑張って行きたい」と話した。

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2017年7月10日のニュース