巨人 広島にやっと2勝目 投手2冠田口が連敗止めた「残り全て勝つ」

[ 2017年7月5日 06:30 ]

セ・リーグ   巨人3―0広島 ( 2017年7月4日    マツダ )

<広・巨>広島で7回無失点の好投を見せた田口
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 やっと、やっと巨人が広島に勝った。このカード7連敗で迎えた4日、3―0で4月25日以来の勝利。対戦成績を2勝10敗とした。田口麗斗投手(21)が7回無失点でリーグトップに並ぶ7勝目。防御率2・08とともに「2冠」に立った。首位の広島とは15ゲームの大差があるが、意地で食い下がる。

 2つの投直。田口が象徴的なビッグプレーで、広島を止めた。

 「点を取られたくない気持ちで何とか反応できた。普段の練習を続けていきたい」

 2―0の6回1死一、二塁。丸に直球をはじき返された。ピッチャー返しを体をのけぞらせて直接捕球し、一塁に転送。併殺でピンチを切り抜けた。初回2死三塁でも鈴木の打球が正面へ。しっかり止めて先制点を与えなかった。堅守で7回まで「0」を並べた。

 「調整よりも強化」というメニューが生きた。エアロバイクを30秒全力でこぎ、降りると45メートルダッシュを計4往復。これを3セット、5月下旬から取り入れた。うずくまるほど疲労するが、直後にブルペンに入る試みもした。「力が抜けた状態で投げることができた」。木村投手兼トレーニングコーチは「疲労した時のパフォーマンスを上げる。一年間戦うため」と説明する。終盤の7回にプロ最速の146キロを計測。バランスも崩れないから打球に反応できた。

 球団史上最悪の13連敗中には、頭を丸刈りにした。高校以来の髪形に「イメチェンです」と本人はかわしたが、本当の理由がある。7連敗を喫すると、芽衣夫人(20)にバリカンを手渡して言った。「チームは連敗中。自分の頭を見て、みんなが笑顔になってくれればいい」。いじられ役に徹し、チームをもり立てた。

 最愛の妻も見守った地元広島のマウンド。午前中から大雨が続き、試合開催も危ぶまれたが「18年広島で生きてきたので台風は逃げる気がした」と意に介さなかった。球場入りすると、グラウンドキーパーを務める広島新庄の後輩に状況を確認。台風は逃げたが、自身は打球から逃げずに、チームの広島戦の連敗を7で止めた。

 勝利数と防御率でリーグトップに立った。得点圏での被打率も・129で1位だ。「残り試合全て勝つ気持ちでいきたい。チームになんとか弾みをつけたかった」。広島戦は今季ここまで11試合で30得点に対し、75失点だった。それだけに零封は価値がある。 (神田 佑)

 ▼巨人・高橋監督(田口は)ずっと調子がいい。ピンチはあったが何とか切り抜けてくれた。広島に勝てていなかったので、いい勝ちだった。とにかく勝っていくしかない。

 ≪7回無失点は広島戦最長≫田口(巨)が7回無失点で7勝目。広島戦は通算16試合目の登板で3勝目(7敗)になったが、無失点で切り抜けたのは昨年7月13日の6回無失点以来2度目。7回はこのカードの最多イニング無失点になった。なお、この日の白星でセのハーラートップタイに浮上。巨人の左腕が最多勝に輝くと、12年の内海以来4人目で5度目となるがどうか。

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