中日ドラ2京田 8度目猛打賞!セ新人最多14度 長嶋さんより19戦速く

[ 2017年7月5日 08:13 ]

セ・リーグ   中日7―2ヤクルト ( 2017年7月4日    ナゴヤドーム )

<中・ヤ>5回二死一、二塁、京田は猛打賞となる中前適時打を放つ
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 リードオフマンが文字通り、打線を引っ張った。中日は13安打で7点を挙げる快勝で、連敗を3でストップ。1番・京田の働きから全てが始まった。

 かき回した。初回先頭で山中の外角球を引っかけた打球は、二塁へのボテボテのゴロ。50メートルを5秒9で走る自慢の足で内野安打とした。1死から二盗に成功。リーグトップを行く先輩・大島らに1差と迫る今季15個目の盗塁で好機を拡大し、大島の右前打で三塁へ。極めつきは生還シーンだ。ゲレーロが二塁後方へ打ち上げた飛球で「(二塁手・山田の捕球の)体勢も悪かった」と迷わずタッチアップ。先制のホームを踏んだ。

 「(先発の鈴木)翔太とは年が近いので、何とか1点でも多く取って楽にしたかった」

 2回2死三塁では右前適時打で追加点を叩き出し、5回も7点目を挙げる中前へのダメ押し打。3安打以上は今季8度目となった。鈴木が先発した試合は35打数19安打、打率・543。「寮の部屋が隣。弟のような感じ」と前日も一緒にゲームで遊んだ後輩のために打ちまくった。

 セの新人最多猛打賞は58年長嶋茂雄(巨人)の14度。8度目はチーム96試合目だった。京田はチーム77試合目でマークし、19試合も速いペース。DeNA・浜口らを抑え、新人王の筆頭候補に名前が挙がる。「人を意識するより、ドラゴンズが勝てるように頑張りたい」。頼もしいルーキーが上位浮上へのけん引車になる。 (徳原 麗奈)

 ≪球団新人最多は99年福留の11度≫京田(中)が今季8度目の猛打賞。セでは丸(広)13度、雄平(ヤ)9度に次ぎ、坂本勇(巨)、大島(中)と並ぶ3位タイに浮上した。セの新人最多猛打賞は58年長嶋(巨)の14度だが、8度目はチーム96試合目。京田はチーム77試合目でマークしており19試合も速いペースだ。なお、中日の新人最多猛打賞は99年福留の11度。

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