広島・緒方監督 田口に脱帽 球団新巨人戦8連勝ならず

[ 2017年7月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0―3巨人 ( 2017年7月4日    マツダ )

<広・巨>6回、村田の飛球を見失い、適時二塁打とするバティスタ
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 不運な当たりで好機がつぶれ、深いため息が球場中に響いた。0―2で迎えた6回1死一、二塁。広島・丸が放った痛烈な一打は中前へ抜けるとかと思われたが、田口に好捕された。投直併殺打となり無得点。試合の大きな分岐点となった。

 「チャンスを生かせないような投球をされてしまった」

 緒方監督も7回無失点と好投した田口を称えるほかなかった。8回はマシソン、9回はカミネロにかわされ、5月7日の阪神戦以来となる今季5度目の零封負け。連勝は3で止まり、球団史上初となる巨人戦8連勝の快挙もならなかった。

 ただ、落ち込んでいる暇はない。5日は菅野との対戦が待つ。今季初めて中4日での先発。前回4月25日の対戦では完封負けを喫した。指揮官はロースコアの展開も想定し言葉に力を込めた。

 「何とか1点、2点を取れるような、うちらしい攻撃をしたい」

 10勝2敗と大きく勝ち越すが、巨人を勢いづかせるわけにはいかない。チーム打率.276は12球団トップ。その破壊力で難敵を攻略し、独走態勢をより強固なものとする。

 ▼広島・バティスタ(0―1の6回2死二塁で村田の左翼への飛球を見失い適時二塁打に)見えなくなった。ライトではない。松山さんからは“目を切らないように”とアドバイスをもらった。

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2017年7月5日のニュース