リハビリ4カ月…ソフトBドラ1正義、第一歩そして土台固め

[ 2017年7月3日 09:00 ]

6月23日の練習試合で登板、5回1イニングを3人で抑えたソフトバンクの田中正義
Photo By スポニチ

 ソフトバンクのドラフト1位、田中正義(22)が6月23日、スタートラインに立った。3軍の練習試合・西部ガス戦(筑後第2)で対外試合デビュー。2番手で登板し、5回の1イニングを右飛、空振り三振、左飛と3者凡退に打ち取った。直球主体で、わずか13球。球団計測で最速は152キロだった。

 右肩の違和感のため、3月中旬からリハビリ組で調整してきた。宮崎キャンプ以来となる約4カ月ぶりの実戦を終え、「きょうに関してはマウンドでしっかり腕が振れたのが一番の収穫」と安どの表情をのぞかせた。

 ノースローだった4月は精神的にも追い込まれた。一時はマウンドに立つことも想像できなかったという。しかし、時間をかけて、自分の居場所に戻ってきた。4カ月間での変化を問われると、落ち着いた口ぶりで答えた。

 「過去と比べるのではなくて、これからどういう風に成長していけるかが大事」

 ようやく踏み出した第一歩。ここで満足するのではなく、先を見据えて、より一層気を引き締めたようにみえた。

 1週間で表情が一変した。打撃投手を務めた6月18日。取材を待ち受ける報道陣に対し「投げる投げられないで悩んでいたものが、自分のフォームとか、投げる球に対して、色々考えられることに喜びを感じております」と突然、丁寧な言葉で思いを述べた。投げられる喜びを照れ隠ししているかのようだった。そして、対外試合を経ての言葉。ドラ1右腕のスイッチが入ったのかもしれない。

 6月30日からのウエスタン・リーグのオリックス戦で中継ぎとして登板予定だったが、コンディションが落ちたため、公式戦デビューは先送りになった。「長いリハビリだった。4カ月を意味のあるものにしたい」と語っていた田中。今はじっくりと土台を固める。(記者コラム・後藤 実穂)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年7月3日のニュース