筒香、量産モード8戦5発!12年ぶり敵地G3連戦3連勝呼んだ

[ 2017年7月3日 07:50 ]

セ・リーグ   DeNA9―1巨人 ( 2017年7月2日    東京D )

<巨・D>元同僚・山口撃ち!3回無死一塁、右越えへ豪快は2ランを放つ筒香
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 DeNAは2日、巨人に9―1で快勝した。筒香嘉智外野手(25)が3回に右越え11号2ランを放つなど、今季最多の19安打で4連勝を飾った。筒香はリーグ戦再開後の8試合で5本塁打と量産態勢に入った。横浜時代の05年5月以来、12年ぶりとなる敵地での巨人戦3連戦3連勝で、貯金も今季最多の2となった。

 東京ドームの巨人ファンを失意のどん底に突き落とした。衝撃音から4・4秒。筒香の滞空時間の長い一発は、右翼席中段に着弾した。敵地での巨人戦3連戦3連勝に導く11号2ランだ。

 「強いスイングを心がけて、しっかり捉えることができた。初球から自分の打てる球をと思っていた」

 3―0の3回無死一塁。筒香は初球の127キロ、内角高めに抜けたスプリットを見逃さなかった。相手は昨年までのチームメート山口俊。初対戦だった初回、5球中3球を投じられ、投ゴロに終わったスプリットを2打席目で打ち損じることなくはじき返した。

 昨年はラミレス監督から投手が山口俊、野手が筒香と、キャプテンを命じられ、2人でチームをけん引した。新人時代は食事にも度々、誘ってもらったが「相手が誰でもやることは変わらない」。私情を挟むことなく振り抜き、今季の3番初アーチを生んだ。

 交流戦が終わり、リーグ戦再開から8試合で5発。完全に投手を自分の間合いに引き込んでいる。借金が今季最多タイの5となったのが6月13日のロッテ戦。筒香はその翌日の同14日のロッテ戦から続く連続出塁を13試合に伸ばした。その13戦でチームも10勝3敗。主砲の上昇とともにチームは軌道に乗った。3年ぶりに3番に入った巨人との3連戦で3連勝。敵地での巨人戦同一カード3連勝は05年5月3〜5日以来、12年ぶりとなった。

 4日からは2ゲーム差に迫った2位・阪神を迎え撃つ。

 「いい雰囲気で戦えている。自分の感覚もだいぶ良くなっている」と筒香。先発全員安打で今季最多の19安打。上位を追うためのチームの歯車はしっかりとかみ合っている。 (春川 英樹)

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