オリックス福良監督「一番お世話になった」上田氏へ弔い白星

[ 2017年7月3日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス6―3西武 ( 2017年7月2日    メットライフD )

<西・オ>西武に勝利しマレーロ(右)らナインを出迎える福良監督
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 恩師に弔いの白星をささげた。上田氏の訃報から一夜明けた試合で逆転勝ち。3連勝で3位・西武とのゲーム差を3・5に縮めたオリックス・福良監督は「良かったね、今日勝てて。喜んでくれるでしょう、上田さんも。入団した時の監督。一番お世話になった人」と言葉をかみしめた。

 上田氏の教えが原点だ。84年にオリックスの前身である阪急に入団。「ユニホームを着ているときは厳しかった。上田さんに“大丈夫やろ”と言われたら、“はい”としか言えなかった」と振り返る。1年目だった85年の高知春季キャンプではスパルタ指導を受け、「どうやって逃げ出そうか」と音を上げたこともあったという。

 「(当時の球界で)一、二を争う厳しさ。それがあったから、みんなよく野球を知っていた」。現在は自らが指揮を執る立場で「どこかで(伝統が)途切れてしまっている。それを引き継いでいかないと」。白星を積み重ねることが、最大の恩返しだ。(湯澤 涼)

 ▼オリックス・マレーロ(29歳の誕生日で決勝打を含む3安打3打点)楽しかった。(交際中のデミさんがスタンドで観戦し)彼女がいることが力になっている。

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