広島・田中「消えた打球」で金庫ゲット!?フェンス広告は創業119年の老舗企業

[ 2017年6月29日 10:15 ]

<広・神>1回、広島・田中の打球を捕球しようとする阪神・福留。この後、ボールはこつ然と消える
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 「消えた打球」のおかげで、広島・田中広輔選手に金庫のプレゼントがあるかもしれない!? 6月23日の広島―阪神戦(マツダ)。1回、先頭打者・田中が放った打球が左翼フェンスの中に吸い込まれた。一度はホームランの判定となったが、リプレー検証の結果、二塁打となった。

 外野手のフェンスによじのぼる練習によってできた穴に飛び込んだという珍事。しかも、その穴は「クマヒラ」という金庫やセキュリティシステムを製造販売する、広島発祥で創業119年の老舗企業の広告のすぐ近くにできていた。

 何度もスポーツニュースなどで映し出された「クマヒラ」。同社の広報担当者によると、対企業との取引が約9割の、いわゆる「BtoB」を主とした企業ということもあり、今のところ営業面での数字に跳ね返ってきてはいないという。非上場企業のため、株価への反映もなかった。それでも反響は確実にあった。試合翌日の会社ホームページの閲覧数が通常の6割増しになったという。

 僥倖を生かさない手はない。同広報担当者は、さらに話題を呼ぶアイデアに頭を巡らせている。「インターネット上でのニュースのコメント欄に『クマヒラは田中選手に何かあげるのだろうか』という書き込みがあったことを把握しています。(田中選手に金庫などを贈ることを)考えるところもあります」

 前例がある。2010年にマツダスタジアムのフェンスによじのぼってスーパーキャッチを見せた赤松選手と天谷選手に、その足下にフェンス広告を打っていた企業の製品が贈られたことが、各メディアに報じられた。

 ほっこりプレゼントニュースが、再び広島の街で話題を呼ぶかもしれない。(記者コラム・柳澤 元紀)

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