ダル「すごく意味ある」 ヤンキース本拠地で「同世代」田中と投手戦

[ 2017年6月24日 16:48 ]

ヤンキース戦の5回、グリゴリアスを二ゴロ併殺に仕留め、雄たけびを上げるレンジャーズのダルビッシュ
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 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(28)とレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がメジャー初対決した注目の一戦は23日、ニューヨークのヤンキースタジアムで開催された。野球の本場、伝統球団の本拠地で両右腕が息詰まる投手戦を演じ、7回無失点のダルビッシュ投手は「こんな場所で日本人2人が投げ合って、こういう試合になったというのは、すごく意味のあること」と感慨深げに話した。

 2学年差の2人は高校時代から脚光を浴び、ダルビッシュ投手はプロ野球日本ハム、田中投手は楽天で日本球界を代表するエースに成長した。日本代表では2008年の北京五輪、09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で同僚になり、ともに25歳でメジャーに挑戦した。

 先発での対戦は日本時代の2011年以来5度目。1勝3敗だった田中投手は8回無失点でチームの勝利に貢献し「相手がダルさんというのは頭にあったけど、試合に入れば相手するのは打者」と特別な思いは胸に秘めた。一方、ダルビッシュ投手は弟分のように接していた田中投手に「去年(右肘手術から)復帰してからは自分がいつもアドバイスをもらっていた。2歳年は違うが、同世代だと思っている」と敬意さえにじませた。

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