阪神「投壊」で屈辱的大敗 金本監督就任後ワースト13失点

[ 2017年6月24日 08:55 ]

セ・リーグ   阪神3―13広島 ( 2017年6月23日    マツダ )

渋い表情の金本監督
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 阪神は思わぬ「投壊」で金本監督就任後ワーストとなる13失点の大敗を喫した。とはいえ、いくら点差を付けられても、1敗に変わりはない。指揮官も「まあ、これも試合ですわ」と淡々と振り返った。

 先発・メッセンジャーが、誤算となった。初回、先頭・田中のフェンス内に入り込む珍しい左越え二塁打を皮切りに3連打を浴びて先制されるなど、3失点。2点差に迫った直後の3回も田中、菊池の連打から鈴木の右前適時打、松山の犠牲フライで2点を失った。今季自己最短の4回を被安打8、5失点で3敗目。「自分のゾーンが全体的に高く、それを見逃さずに打たれたことがすべてと思う。(マウンドも)しっくりきていたし、調子自体も悪くなかった。失投を見逃さずに打たれた」。責任投球回の5回をもたずに降板するのは、昨年8月6日のヤクルト戦(2回2/3)以来の屈辱となった。

 5回には2番手・柳瀬も捕まった。丸に2ラン、エルドレッドに2ラン、菊池に満塁弾と、1イニング3被弾で計8失点。リーグ再開戦で15失点した15年6月13日のオリックス戦以来となる13失点の大敗を喫したが、指揮官は割り切って前を向いた。「まあ考えようによっては、接戦で痛い負け方をするよりは、あっさりしていい。切り替えも早くできて、反省すべきところは個々が反省して、また明日」。やられたら、やり返すだけだ。(惟任 貴信)

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2017年6月24日のニュース