エルド“好相性”メッセ撃ちだ!今季2発「打てる球を集中して」

[ 2017年6月23日 05:30 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2017年6月23日    マツダ )

ティー打撃を行うエルドレッド
Photo By スポニチ

 広島は23日から阪神をマツダスタジアムに迎え、首位攻防3連戦に臨む。ブラッド・エルドレッド内野手(36)が初戦で対戦するメッセンジャーに対し今季は4打数3安打2本塁打と好相性で腕をぶせば、1番が確実な田中広輔内野手(27)は足で揺さぶっての攻略をイメージした。

 エルドレッドが阪神迎撃のキーマンになりそうだ。メッセンジャーには5月5日に甲子園で2打席連発を放つなど今季4打数3安打。くみしやすしとは感じながらも、そこはまず敬意を表した。

 「相性は気にしていないよ。彼はどういう球種が打者を抑えるために有効かよくわかっているピッチャー。自分の打てる球を集中して打っていきたいね」

 万が一3連敗となればゲーム差で並び、勝率で首位を明け渡す。初戦を取って、阪神の追い上げムードをそぎたいところだ。チームトップの16本塁打を放つなど一発で流れを変えられる背番号55の存在は欠かせない。阪神戦での通算でも今季22打数10安打(・455)と好相性だ。

 試合のなかった19、20日には今季初めて連休を満喫した。「米国から両親が来日していて、家族で良い時間を過ごしたよ。前半戦は遠征も多くタフなスケジュールだったから、この休養は有効なものになったね」。心身ともにリフレッシュした大砲は、大仕事をする準備万端だ。

 交流戦では最終戦でソフトバンクに敗れて12勝6敗。そのソフトバンクに並ばれ、直接対決で負け越したことで「勝率1位」は逃したものの、チームにとって大きな自信につながっている。

 「良い形、良い流れで交流戦を戦うことができた。この勢いを阪神との3連戦にぶつけていきたいね」

 来日6年目の大砲が虎の前にたちはだかる。 (柳澤 元紀)

続きを表示

2017年6月23日のニュース