“Mr.July”筒香再び ラミ監督大予言「爆発する月が来る」

[ 2017年6月23日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA―ヤクルト ( 2017年6月23日    神宮 )

ティー打撃をする筒香
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 満足そうな表情だった。DeNA・ラミレス監督は打撃ケージ裏から主砲・筒香のフリー打撃を見守り、23日から再開されるリーグ戦で完全復活することを予告した。

 「筒香の状態が上がってくるのは間近だと思う。まだ、3割、30本塁打、100打点は可能だ。必ず爆発する月が来るよ」

 その月こそ、7月だ。昨年7月は歴代2位タイの月間16本塁打と爆発し、打率・429、31打点と圧倒的な数字を残した。勢いに乗って本塁打(44)、打点(110)の2冠を獲得。その7月に向け、交流戦最後の5試合では15打数7安打、打率・467と調子を上げている。ラミレス監督の「爆発予告」が、現実になる可能性はある。

 現在の本塁打数はトップの中日・ゲレーロとは13本差の6本。だが、25歳に動じる様子はない。開幕前の3月に行われたWBCからの蓄積疲労もあり、不振に苦しんだが「今はシーズン中なので振り返ることはない。今まで通り、やるべきことをやるだけ」と、ヤンキースや巨人などで活躍した尊敬する松井秀喜氏と同じ“不動心”を強調。さらに「僕はそういうスタイル。やることは変わらない」と淡々と話した。

 現在3位。最下位・ヤクルトとの3連戦を上位浮上の足掛かりとしたい。そのためには主将でもある筒香の活躍が不可欠だ。「チームに貢献して皆さんが期待する活躍をしてくれると思うよ」とラミレス監督。主砲は「どの試合も大事な試合。いつも通り、勝ちを目指してやる」とチームへの貢献を誓った。 (中村 文香)

☆筒香の昨年7月

 2日の広島戦(横浜)の17号を皮切りに、24試合で16本塁打。19日のヤクルト戦(神宮)から22日の巨人戦(横浜)では、史上初となる3試合連続の1試合2本塁打を記録した。月間16本はヤクルト・バレンティンが持つ18本のプロ野球記録には届かずも2位タイで、日本人選手では最多タイで史上4人目。また、月間31打点はロバート・ローズの持つ球団記録に並んだ。

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2017年6月23日のニュース