自主トレ共に13年 鳥谷 師匠・井口に感謝「自分の目指すところ」

[ 2017年6月22日 08:30 ]

練習中に笑顔を見せる鳥谷
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 阪神は21日、交流戦終了から2日間の休養を経て、甲子園球場の室内練習場で全体練習を再開した。鳥谷敬内野手(35)は、前日に今季限りでの現役引退を表明したロッテ・井口資仁内野手(42)に「自分の目指しているところ」と、井口魂の継承を宣言。05年から自主トレを共にした師匠の思いも胸に、23日からの広島戦(マツダ)へ気持ちを新たにした。

 球界を驚かせた井口引退表明から一夜明け、鳥谷が初めて思いを口にした。05年から始まった合同自主トレは、今年でついに13年目。今では師匠と呼べる存在になったが、同時に目標として追い掛ける気持ちも明かした。

 「入ったときからずっと一緒にさせてもらって、姿勢もそうですし、色々勉強させてもらいました。同じ内野手ですし、自分の目指すところでもある」

 走攻守の全てでトップクラスだった井口は、まさにお手本だ。過去には師匠もできなかった「トリプルスリー(3割、30本、30盗塁)を目指せ」とエールを送られたことがあるが、自主トレでのハードワークを間近で垣間見ている。「体幹やバランス(系の練習)をずっとやっていた。入ったときから変わらず、若い選手にまじって全部やっていた。取り組む姿勢がすごい」。7歳年上の先輩を見て、7年後の自分を想像し、ずっと目標に。そして、その通りの選手に成長した。

 若虎が台頭している中でも、打率・306はチームトップ。ベテランになっても勝負強さを発揮している。6月はここまで打率・345、1本塁打、6打点、2盗塁と、満遍なく数字を残しており。月間MVPを受賞する可能性もある。2000安打まで残り65本。復活を期したシーズンで、節目も着実に近づいてきている。

 「シーズン中なので、辞めるという実感がわいてこない」という。詳細は明かさなかったが、「昨日、知ったわけではない」と、今季限りとの思いはすでに感じていたようだ。もちろん今は感傷に浸る時期ではなく、リーグ戦再開となる23日の広島戦がターゲット。「技術的なところだけでなく、気持ちの部分もしんどくなる」と、心身ともに辛い時期を乗り越えるつもりだ。まさに「井口魂」でチームをけん引する。

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