巨人・阿部 原超え383号も暗転…右膝負傷 鹿取GM「腫れている」

[ 2017年6月19日 08:10 ]

日本生命セ・パ交流戦   巨人7―5ロッテ ( 2017年6月18日    東京ドーム )

<巨・ロ>6回、内角高めの投球をよけた際に右膝を痛める阿部
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 巨人・阿部は2打席連続本塁打を放って通算本塁打を383本とし、原辰徳(前監督)を抜いて球団歴代3位となった。2回に右翼席上段に運ぶ先制の9号ソロ。約1カ月ぶりの一発で勢いづき、4回にも10号ソロを同じ右翼席中段に放り込んだ。

 プロ1年目からの17年連続の2桁本塁打は長嶋茂雄に並ぶ球団1位タイ。メモリアル弾に「(歴代3位は)うれしいですね。さらに上を目指して頑張ります」と試合中にコメントを出したが、その直後にアクシデントに見舞われた。6回の打席。四球で内角高めのボール球をよけた際に倒れ込んで右膝を負傷し、代走が送られた。

 試合中に球場から引き揚げたとみられ、鹿取義隆GMは「ちょっと(右膝が)腫れているので、明日(19日)の状況を見ないと分からない。明日報告を受けてから(判断する)」と説明した。主砲の離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。 (重光 晋太郎)

 ≪最長は21年≫阿部(巨)がプロ入り1年目の01年から17年連続2桁本塁打。連続シーズン2桁本塁打の最長記録は野村(南海)、王(巨)、清原(オ)の21年で17年以上は阿部が13人目。巨人では王に次いで長嶋と並ぶ2位タイ。1年目からでは長嶋と並び球団最長になる。通算本塁打は383本。チームでは王868本、長嶋444本に次ぎ、原の382本を抜いて歴代単独3位に浮上した。また、1試合2本塁打以上は通算30回目。巨人で30回以上は王95回、松井40回、長嶋39回、高橋由31回に次ぎ5人目だ。

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