阪神ドリス、日本記録ペース20S「チャンス与えられたらモノにするだけ」

[ 2017年6月17日 09:10 ]

交流戦   阪神4―2楽天 ( 2017年6月16日    甲子園 )

阪神・ドリス(左)がきっちり締め今季20セーブ目。岡崎に力投をねぎらわれる 
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 日本記録ペースだ。3点リードの9回からマウンドに上がった阪神の守護神ドリスが、1点を失いながらも節目の20セーブ目を挙げた。

 「いつもどおり準備するだけだったので、何も問題無くマウンドに立てた。毎日、セーブのチャンスを与えられたら、それをモノにするだけだと思っている。(セーブ数は)そこまで考えていない」

 本来なら無失点のはずだった。先頭の茂木を空振り三振に仕留めると、代打・岡島も空振り三振に料理…したが、振り逃げを許して1死一塁。続くペゲーロも空振り三振で、3者連続三振を奪った。にもかかわらず、現実はペゲーロの打席で岡島に二盗を許して2死二塁。代打・聖沢に右中間適時二塁打を浴び、1点を失った。なおも2死二塁で打席にウィーラー。だが、虎の守護神は動じない。難なく右飛に打ち取り、試合を締めくくった。

 今季62試合目で20セーブ到達。143試合に換算すると、05年の中日・岩瀬、07年の阪神・藤川が記録した日本記録46セーブと同ペースの量産ぶりだ。昨秋、右肘を手術して一度は契約解除。それでも金本監督の強い希望で今春キャンプ中にテストを受け、再契約を勝ち取った右腕。その恩に報いるべく、力強く腕を振り続ける。

 15日の西武戦から黒ベースに赤の差し色が入ったグラブを使用。新相棒を手に、取りこぼしを無くす。 (惟任 貴信)

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2017年6月17日のニュース