立正大 サヨナラ勝ちで15季ぶり1部復帰 河津主将9回劇打

[ 2017年6月16日 05:30 ]

東都大学野球1、2部入れ替え戦   立正大7―6専大 ( 2017年6月15日    神宮 )

<立正大・専大>9回1死二塁、サヨナラの左前適時打を放った立正大・河津はガッツポーズ。右後方はうなだれる専大・金城
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 3回戦が行われ、2部1位の立正大が1部6位の専大に7―6でサヨナラ勝ち。2勝1敗とし、2010年春以来となる15季ぶりの1部復帰を決めた。9回1死三塁で主将の河津和也内野手(4年)がサヨナラ打を放った。専大は14年秋以来の2部降格となった。

 打球が三塁線を破る前に、主将の河津は右手を突き上げた。9回1死三塁。フルカウントからの低めのカットボールを完璧に捉えた。1部復帰を決める人生初のサヨナラ打。「これを目標にやってきた。夢のような感じ」と感慨にふけった。

 2部で10戦全勝。3回戦を一度も行わなかったため、入れ替え戦が3回戦に入ることを想定し、リーグ戦後は紅白戦やオープン戦で3連戦を経験。その成果を体現するように、3度追いつかれながら流れを渡さなかった。「3連戦で体力がついて自信になった」と河津。09年秋に1部優勝と明治神宮大会を制したこともあり「1部で優勝するチャンスはある」。シダックスでの現役時代に野村克也氏の指導を受けた坂田精二郎監督も「入れ替え戦で成長できた。高い目標を持ってやっていきたい」と意気込んだ。

 ▼オリックス・黒木(16年度卒)刺激になります。後輩たちには僕らができなかった分、1部リーグで一試合一試合、楽しんでもらいたいです。

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2017年6月16日のニュース