西武は最多7人視察 “レオ”日大三・金成「7、8割で」最速149キロ

[ 2017年6月16日 05:30 ]

練習試合   日大三9―1星槎国際湘南 ( 2017年6月15日    日大三グラウンド )

<日大三・星槎国際湘南>5回無失点に抑えた日大三・金成
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 日大三のデカプリオこと金成麗生内野手(3年)が星槎国際湘南との練習試合に先発し、5回を1安打無失点に抑えた。147キロ右腕・本田との投げ合いにプロ11球団38人のスカウトが集結する中で好投した左腕は「死球はあったが四球はなかった。今日は良かった」と笑顔を見せた。

 今春東京都大会決勝では清宮率いる早実と延長12回の末に敗れて準優勝。6番手で2/3を1失点だった金成は「早実戦は120%の力を出してしまった。力まず投げることを意識してきた」と言う。「7、8割で投げた」と力みのなくなったフォームから最速149キロの伸びのある直球を投げ、習得中のスプリットも試した。最多の7人で視察した西武の渡辺久信SDは「スケールがでかい。こういう投手はなかなかいない。名前も“レオ”だし」と熱視線を送った。

 雪辱を期す夏の西東京大会は7月8日に開幕。勝ち上がれば早実とは決勝で対戦する。「自分らしさを貫いて結果がついてくれば」と静かに闘志を燃やした。(松井 いつき)

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