大田 貫いた古巣・巨人への敬意 お立ち台決めゼリフ「ご勘弁ください」

[ 2017年6月11日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   日本ハム3―2巨人 ( 2017年6月10日    札幌ドーム )

<日・巨>初回、大田はバックスクリーンに先頭打者アーチを放つ
Photo By スポニチ

 古巣に意地を見せた!日本ハムの大田泰示外野手(27)が10日、昨季まで在籍した巨人戦に移籍後初となる「1番・DH」でスタメン出場。初回にバックスクリーンへ昨年6月5日以来、自身2度目の先頭弾を放つなど3安打で勝利に貢献した。

 豪快なスイングで放った打球がバックスクリーンに達した。満員のファンから歓声を浴び、大田はダイヤモンドを回った。先頭弾を含む3安打。中田と上がったお立ち台で感謝の思いを語った。

 「(初回は)思い切って振って、深いところに入ってくれた。たくさんの声援をくれるファンの方々に良い形で恩返しできました」

 6連敗で迎えた巨人との第2ラウンド。不振の中田が4番から3番に配置転換されるなど、栗山監督は大幅な打線の組み替えを行った。大田は移籍後初の1番でいきなり初回に7号先頭弾。6回は先頭で左前打を放ち、1点を追う8回無死一塁は「送りバントのサインが出なくて意気に感じた」という気迫の中前打で好機を広げた。その後に中田が決勝の2点二塁打を放ち、連敗が止まった。

 当時の原監督と同じ東海大相模で通算65本塁打を放ち、08年ドラフト1位で巨人に入団。だが、昨季までの8年間でわずか9本塁打にとどまり、新天地に移った。待ちに待った古巣との対戦。27歳の誕生日でもあった前日も2安打を放った。2試合で計5安打に「今日の一日は忘れません」と感慨深げ。栗山監督も「野球の神様は(大田の努力を)見ていてくれたんだと思う」と目を細めた。

 お立ち台の最後に決めゼリフの「ファイターズ、最高!」を求められたが「いろいろと諸事情があり、ご勘弁ください」と固辞。「巨人での8年間があって今がある」という古巣への敬意と感謝の気持ちが、そうさせた。これも、大田が周囲から愛される理由だろう。 (山田 忠範)

続きを表示

この記事のフォト

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2017年6月11日のニュース