ヤクルト9連敗で自力V消滅 真中監督「自力もへったくれもない」

[ 2017年6月10日 00:14 ]

交流戦   ヤクルト1―6ロッテ ( 2017年6月10日    ZOZOマリン )

5回1死満塁、空振り三振に打ち取られベンチに戻る山田(右)
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 ヤクルトの自力Vが57試合目で消滅した。15年5月以来の引き分けを挟んで9連敗を喫した。真中監督は「これだけ負けたら、自力もへったくれもない。一つ一つ戦っていくだけ」と言い切った。

 交流戦打率・218は12球団ワースト。負傷の川端、畠山に加え、8日にはバレンティンも消えた。打線に厚みが出てこない。4回の雄平の中前打は、4日の西武戦(神宮)の9回以来、35イニングぶりの適時打だった。

 この日は初回に失策も絡んで4失点。こうなると、いまの打撃陣に跳ね返す力は残っていなかった。本拠地では2つの貯金をつくるが、敵地では7勝25敗と大きく負け越している。借金は16まで膨れあがった。

 脱却へ。首脳陣も、選手も一丸となって動いている。昇格したばかりの広岡を「9番・遊撃」でスタメン起用した。初回の守備で相手のスパイクが左手を直撃した山田は、流血を押して試合に出場した。なかなか結果には出ないが、思いは一つだ。

 試合を見届けた衣笠剛球団社長兼オーナー代行は、首脳陣への信頼について「もちろん」とし、コーチ陣の配置転換にも「考えていない」と明言した。ついに巨人が連敗を13で止めた。次はヤクルト。負傷者の分を互いに補い、チーム力で止める。

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2017年6月9日のニュース