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岐阜経済大・与座が1安打完封 天国の友に捧ぐ1勝

全日本大学野球選手権大会2回戦   岐阜経済大1―0石巻専大 ( 2017年6月6日    東京D )

石巻専大を1安打完封した岐阜経大・与座
Photo By 共同

 1回戦4試合と2回戦2試合があり、初出場の岐阜経済大と4年ぶりの優勝を狙う上武大が準々決勝進出を決めた。岐阜経済大はエースで主将の与座海人投手(4年)が被安打1の10奪三振で石巻専大を完封。天国の友へ全国初勝利を届けた。大商大、天理大、中部大、四国学院大は2回戦へ駒を進めた。

 最後の打者を右飛に仕留めた岐阜経済大の与座はグラブをポンと叩くと、ゆっくり天を見上げた。同じ4年生で三塁を守る村田とグラブでタッチを交わした。胸に去来する思いは同じだった。圧巻の1安打完封。記念すべき初出場で天国の友へ全国1勝を届けた。

 「入学が一緒ですし、中野は自分たちと比べても頭一つ抜けた存在でした。あいつの分まで投げることが恩返しになる。ウイニングボールを届けたい」

 主将も務める与座は部員130人の思いを代弁した。ベンチには背番号15のユニホームが飾られていた。入学して間もない14年5月2日のバイク事故で中野宏紀さん(享年18)は同月10日に亡くなった。小森茂監督が「必ずプロも注目するような投手になっていた」と話すように、有望株の選手だった。指揮官は「15は守り神。天国で見守ってくれたはず。彼のためにどうしても勝ちたかった」と声を詰まらせた。

 帽子のツバに15と記した与座は7回2死まで圧巻の無安打投球。アンダースローから繰り出す直球の最速は130キロ前半だが、スライダー、カーブ、シンカーを効果的に散りばめ、山田の右前打で奪った6回の1点を守り切った。山田、決勝のホームを踏んだ村田はくしくも中野さんと同じ14年入学組だ。

 与座に加え、プロ注目の最速152キロ右腕・浜口も控える投手陣は強力だ。大学創立50周年のメモリアルイヤー。8強入りを決めたが、狙うは初出場初優勝を飾った昨年の中京学院大の再現だ。与座は「同じリーグだし、自分たちも」と力強く結んだ。(吉仲 博幸)

 ◆与座 海人(よざ・かいと)1995年(平7)9月15日生まれ、沖縄県浦添市出身。前田小1年から前田ホークスで野球を始め、投手。浦添中では軟式野球部に所属。沖縄尚学では2年秋から背番号11でベンチ入りし、3年春夏は甲子園出場。岐阜経済大では1年春から登板し、通算20勝。遠投95メートル。50メートル走6秒5。1メートル73、74キロ。右投げ右打ち。

[ 2017年6月7日 05:47 ]

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