高校時代は“大谷2世” ソフトB松本裕 3年目のプロ初勝利

[ 2017年6月4日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   ソフトバンク7―3DeNA ( 2017年6月3日    横浜 )

<D・ソ>5回2/3を5安打3失点に抑え、プロ初勝利を挙げた松本裕
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 不安そうに戦況を見守っていたソフトバンク・松本裕に笑みがこぼれた。1点リードの9回に柳田の右翼への3ランが飛び出した瞬間だ。「1点差で緊迫していたので、ギータさんのホームランは本当にうれしかった」と声を弾ませた。5回2/3を5安打3失点。横浜市出身の3年目右腕が凱旋登板でプロ初勝利を挙げた。

 反省を生かした。プロ初先発だった5月27日の日本ハム戦は強い球を投げようと意識してフォームが崩れボールが先行し、4回1/3を6失点。「(体を)ひねりすぎた」部分を修正した。この日の最速は144キロながら、変化球も含め低めに集めて5回まではわずか1安打だった。「真っすぐでストライクが入ったからこそ変化球が生きた」。工藤監督は「タイミングを合わせにくい良いフォーム。ボールを操ることにはチームで1、2位」と褒めちぎった。

 盛岡大付時代は150キロの速球に高校通算54本塁打で“大谷2世”と言われた。しかし、3年時に右肘を痛めた影響で、入団1年目の15年はリハビリ生活。「投げられないこと、思うようにいかないことがつらかった」と振り返るが、ウエートトレーニングでインナーマッスル、下半身など計画的に強化してきた。得意の打撃では4回の第2打席で投安と初安打を記録。「楽しく打席に入れた」と話した。

 少年野球の大会でプレーし、何度も足を運んだ横浜スタジアムでのプロ1勝。ウイニングボールはこの日、観戦した両親にプレゼントする。「今年一年、1軍で投げ続けたい」と21歳は言葉に力を込めた。 (後藤 実穂)

 ◆松本 裕樹(まつもと・ゆうき)1996年(平8)4月14日、神奈川県生まれの21歳。小1から南瀬谷ライオンズで野球を始め、南瀬谷中では瀬谷ボーイズに所属。盛岡大付では1年春からベンチ入りし、1年夏、2年春、3年夏に甲子園出場。14年ドラフト1位でソフトバンク入団。昨年9月30日の楽天戦でプロ初登板。1メートル82、80キロ。右投げ左打ち。

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