中日・荒木が2000安打達成 史上48人目 恩師星野氏の祝福に感極まる

[ 2017年6月3日 15:03 ]

交流戦   中日―楽天 ( 2017年6月3日    ナゴヤD )

<中・楽>4回1死、荒木は右前打を放ち2000安打を達成。楽天・星野副会長(左)から花束を受け祝福される 
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 中日の荒木雅博内野手(39)が3日の交流戦楽天戦(ナゴヤD)で安打を放ち、史上48人目となる2000本安打を達成した。

 前日2日の同カード初戦の第4打席で中前2点適時打を放ち、達成に王手をかけていた荒木は、この日「2番・二塁」で先発出場。1回の第1打席では見逃し三振に倒れたが、4回の第2打席、1死走者なしから、楽天先発・美馬の初球を右前に運び、金字塔を打ち立てた。

 右手を高々と挙げ、本拠地ファンの大歓声に応えた荒木。入団時の指揮官だった楽天・星野仙一副会長から花束を受け取り、その恩師から頭をぐちゃぐちゃにもまれて祝福されると、感極まった表情を見せた。荒木は「まさか止めたバットでヒットになるとは思っていなかったので驚いています。残り1本になってから早いうちに打てて良かったです」と歓喜のコメント。

 中日のみでの2000安打達成は、立浪(2480)、高木(2274)、谷沢(2062)に次いで4人目。また、2000安打の球団最年長は和田の42歳11カ月、次いで谷繁の42歳4カ月だが、2人とも移籍組。39歳8カ月での達成は、生え抜きでは谷沢の38歳1カ月を抜く最年長記録となった。

◆荒木 雅博(あらき・まさひろ)1977年9月13日生まれ。熊本県出身。熊本工から95年ドラフト1位で中日入り。01年夏からレギュラーに定着し、07年に盗塁王を獲得。ベストナイン3回、ゴールデングラブは04年から6年連続で受賞。守備コンビを組んだ井端弘和との同僚時には「アライバ」の愛称で親しまれた。

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