ダル、則本に太鼓判「メジャーでもやれる」日本新に祝福エール

[ 2017年6月2日 08:00 ]

試合後のステージで日本新記録の記念プレートを持ちファンと喜び合う則本
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 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が、7試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を達成した則本を祝福した。日本が誇る奪三振王に対し、さらなる記録更新を期待。海をわたり、8試合連続2桁奪三振のメジャー記録への挑戦を望んだ。

 則本の実力を認めているからこそ、驚くことはなかった。ダルビッシュは今回の記録達成に「僕自身は日本記録も当たり前の、そういうレベルの選手だと思っています」と語り「これからもキャリアが終わるまで、2桁三振を取り続けてください」と期待を寄せた。

 則本とは昨年12月に初めて合同自主トレを行った。プロ入り前から興味を持ち、プロ入り後も則本の先輩・田中(ヤンキース)を通じて話を聞いていた。3年連続奪三振王になった右腕への興味がさらに増し、自ら誘って実現。当時を振り返り「マウンドでは凄く強気でどんどん行くという感じの選手で性格はどんな感じなのか、ちょっと不安だった。だけど凄く物腰も柔らかく、人間的にも素晴らしい」と語る。トレーニングを通じて身体能力の高さに注目。「全体的に柔らかくて強くてという感じ。上半身はそこまで強いわけではないですけど、伸びしろのある選手だなと思いました」。そう評した上で「持っているもの、投げている球もそうですし、体の力とか全部含めて、素晴らしい選手」と絶賛する。

 ダルビッシュも日本ハム時代に5試合連続2桁奪三振を記録した。メジャーでも13年に両リーグ最多の277三振を奪い、先発100試合以上で通算奪三振率11・12は歴代1位。メジャー通算30度で日本投手最多の野茂英雄の31度にあと1と迫る先輩右腕は「こっち(メジャー)に来てもやれる選手ですし、こっちでも記録を狙ってほしいです」と強烈なエールを送った。 (奥田秀樹通信員)

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2017年6月2日のニュース