中日・荒木2000本まであと2!交流戦初白星で最下位脱出

[ 2017年6月2日 08:00 ]

交流戦   中日5―1ソフトバンク ( 2017年6月2日    ヤフオクD )

<ソ・中(3)>7回1死、荒木は左線二塁打を放ち奈良原コーチ(右)とグータッチ
Photo By スポニチ

 中日・荒木が今季10度目のマルチ安打で通算2000安打まで、残り2本に迫った。

 「チームにプレッシャーをかけているところがあるので、一日でも早く。福岡で一つ勝てたことが良かった」

 初回無死一塁からヒットエンドランで左前打。続く藤井の右前適時打を演出した。マウンドには中日で9年間一緒にプレーした中田がいた。13年オフにソフトバンクにFA移籍した際には、激励の意味を込めてゴルフクラブを贈った間柄だ。弟分からの安打で残り3本とすると、7回には左腕・飯田のスライダーを左翼線二塁打。試合前には「ここで決めたいよね」と熊本出身のベテランは意気込んでいた。故郷・九州での偉業達成はならなかったが、ソフトバンク3連戦で計6安打の固め打ち。「アラメーター」も「1998」となった。

 規定打席に到達し打率3割をマークしたのは21年間で1度だけ。「あいつは自分のことでなく、チームのことを考えてやっている」と森監督。そんな22年目の男に引っ張られチームも連敗を3でストップ。交流戦初白星でヤクルトに代わって5位に浮上した。

 2日からの楽天3連戦は本拠地に戻る。「ナゴヤドームでできるのが一番」と指揮官も後押しする。地元ファンに見守られて、荒木が一気に金字塔を打ち立てる。 (徳原 麗奈)

続きを表示

2017年6月2日のニュース