“帯広フォーク”明大 長江 中1日で早大戦163球完投勝利 秋の“秘密兵器”に!?

[ 2017年6月1日 15:58 ]

東京六大学野球春季フレッシュリーグ(新人戦)最終日   明大3―2早大 ( 2017年6月1日    神宮 )

 5月30日の法大戦で147球完投勝ちした明大の長江理貴(2年、帯広緑陽)が中1日で早大戦に先発。「スタミナに自信がある」という男もさすがに疲れの色もありスピードは140キロちょっと。それでも2点に抑え早大の全勝を阻止、163球で投げ切った。3日間で2完投の310球。新人戦では考えられない起用だが、明大の新人投手陣が不調で、長江一人でチームの2勝を稼ぎ「スタミナは大丈夫なんですが、ちょっと(球数を)投げすぎました」と汗をぬぐった。

 春季リーグ戦では1人も完投できず、投手陣の整備は秋への課題。ネット裏で観戦した善波達也監督は「チェンジアップを投げるときも腕の振りがちゃんとしてきたし成長してきたね」とうれしそう。冗談半分に「土曜日(第1戦)と月曜日(第3戦)に完投できるな」と秋の“秘密兵器”の期待も。長江自ら命名した“帯広フォーク”の反応も大きかったらしく「友達や帯広から“なんだ?帯広フォークって”とメールがいっぱい来ましたよ」と笑顔。秋への手応えをつかんで春を終えた。

続きを表示

2017年6月1日のニュース