マエケン5勝目ならず 非情の代打…前回登板は自ら逆転打も

[ 2017年6月1日 05:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース9―4カージナルス ( 2017年5月30日    セントルイス )

カージナルス戦の1回、モリーナ(左)に2点適時打を浴び、本塁のカバーに走るドジャース・前田
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 ドジャース・前田が30日(日本時間31日)のカージナルス戦に先発し、前回登板と真逆の皮肉な展開で、目前だった5勝目を逃した。5―3の5回1死満塁の好機で打席が回り、代打を送られて降板。その裏を抑えれば勝利投手の権利を手にできるところだった。

 25日も同じカ軍戦。初回に3失点し、2回以降立ち直ったところも一緒。ただ、前回は1点差を追いかける4回2死一、三塁で打席を任され、自らの逆転打で白星をつかんだ。この日はリードの場面で「自分では打席に入るつもりでした」と前田。デーブ・ロバーツ監督は「ケンタは投げてもあと1イニング。あそこは点を取りにいきたかった」と説明した。

 無情な交代ではあったが、立ち上がりという課題は修正できなかった。今季29失点中、初回に11失点。「2回続けて同じことをやってしまった」。チームは6連勝で今季初の単独地区首位に立ったが右腕の表情は渋かった。 (奥田秀樹通信員)

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2017年6月1日のニュース