マエケン「悔しい」4回3失点で降板 好機に代打送られ白星逃す

[ 2017年5月31日 12:07 ]

ナ・リーグ   ドジャース9―4カージナルス ( 2017年5月30日    セントルイス )

カージナルス戦の1回、モリーナに2点適時打を浴びたドジャース・前田
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 ドジャースの前田健太投手(29)が今季5勝目を懸けて30日(日本時間31日)のカージナルス戦に先発。4回まで4安打3失点の内容だったが、チームがリードした5回の打席で代打を送られ、白星とはならなかった。

 前田は前回登板の25日にもカージナルス戦に先発。その時は5回を投げて7安打3失点の内容で白星を手にしたが、初回に3失点を喫していた。

 注目の立ち上がりは先頭から安打と四球で無死一、二塁とピンチ。この場面でカーペンターに中前打を許すと、中堅・テイラーの二塁への送球がそれ、この間に二走・ファウラーが本塁に生還した。不運なかたちで先制されると続くモリーナには中前2点適時打。今回も前回同様、初回に3失点を喫した。

 2回も先頭のマルティネスに左前打を許すと、続くワカの犠打の際、前田は一塁へ悪送球。自身のミスで無死一、三塁と再びピンチを招いたが、ここから三者連続で凡打に切って取り、失点を免れた。

 味方打線はなかなか波に乗れない右腕を3回に援護。アットリーの適時打などで一挙4得点を奪い、4―3と試合をひっくり返した。その裏の投球で前田は2死から四球を与えたが無失点。4回も1死から四球を与えるも、ファウラーを併殺打に打ち取った。

 5回、ドジャースはプイグが1死満塁の場面で押し出しの四球を選ぶと、ロバーツ監督は続く前田の打席で代打・グティエレスをコール。前田は勝利投手の権利を得ることができる5回を投げ切ることができなかった。

 試合はドジャースが9―4でカージナルスを下し、今季初の6連勝。5回はグティエレスも押し出しの四球を選ぶなど3得点を挙げ、9回にも2得点を追加した。

 ▼前田の話 前回もそうだけど、初回の入り方だけ。4回で交代というのは悔しいこと。いい球もあった。自分としては反省が多いけど、チームは勝って良かった。

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