マギー初4番も…巨人 球団初の屈辱 広島戦開幕11戦10敗

[ 2017年5月29日 08:30 ]

セ・リーグ   巨人2―3広島 ( 2017年5月28日    東京ドーム )

<巨・広>ベンチで厳しい表情の高橋監督
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 1点を追う10回2死。巨人・坂本勇のバットが空を切り、試合は終わった。広島戦は7連敗で、対戦相手に開幕11試合で10敗するのは球団史上ワースト。今カード3連戦で1安打に終わった主将は「体が突っ込んでしまっている。上と下のバランスが良くない」と唇をかんだ。

 今季初めて4番にマギーを据え、調子の上がらない阿部を5番に下げるオーダーを組んだが、実らなかった。第87代4番は1安打を放ったが「(クリーンアップが)自分の仕事をしていけば得点力は上がる」と悔やんだ。6回無死二、三塁の好機で空振り三振に倒れるなど無安打の阿部は「何とかしないといけない場面だった。田口が頑張っていたので申し訳なかった」と責任を背負った。

 打線は14試合連続1桁安打で2リーグ制後ワースト記録を更新する11試合連続ノーアーチ。5回までに2点を先行しながら追加点を奪えず、高橋監督は「(チャンスで)取らないとこういう流れになってしまう」と嘆いた。昨年7月以来の借金生活に突入し、首位・広島と5・5ゲーム差で、30日からの交流戦を迎える。坂本勇は「勝ちきれないと先がない」と巻き返しを誓った。 (川島 毅洋)

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2017年5月29日のニュース