清宮95号!公式戦5戦連発 敗退も「好調維持できている」

[ 2017年5月23日 05:30 ]

春季高校野球関東大会   早実4―8作新学院 ( 2017年5月22日 )

<早実・作新学院>8回1死、右越えにソロ本塁打を放つ早実・清宮
Photo By スポニチ

 今秋ドラフトの目玉となる早実・清宮幸太郎内野手(3年)が22日、春季高校野球関東大会の準々決勝・作新学院(栃木2位)戦で8回に高校通算95号となる右越えソロを放った。試合は4―8で敗れたが、前日の花咲徳栄(埼玉2位)戦に続くアーチで、全国レベルの強豪からも結果を残し、高校最後の夏へ向かっていく。23日は準決勝2試合が行われる。

 昨夏甲子園を制した作新学院から、清宮は100号の大台へカウントダウンの号砲を打ち上げた。3―8の8回だ。1メートル81の大型右腕・篠原の内角高め直球に鋭く回転。両翼100メートルの右翼芝生席を越え、後方の木の植え込みに打ち込む120メートル弾を放った。

 25日に18歳の誕生日を迎えるスラッガーは、17歳最後の大会で伊藤諒介(神港学園)を抜く高校通算95号。「ずっと内角に来ていたのでまた来ると思った。うまくさばけた。結果が出ているのは好調を維持できているということ」とうなずいた。

 春季東京大会準々決勝の駒大高戦から公式戦は5戦連発、練習試合を含めれば19戦16発となった。阪神の畑山俊二チーフアマスカウトは「前までは背中が丸まって内角が苦しそうだったけど、今は姿勢が真っすぐになった。量産態勢に入ったのは軸が崩れずに打てているから」と分析した。

 チームは敗れたが、清宮自身は関東大会で全国レベルの相手から2発。「いい投手との対し方が、自分の中で出来上がりつつある。さらにレベルアップして夏を迎えられれば」。節目まで残り5本と迫った怪物は、自信を深めた様子だった。(東尾 洋樹)

続きを表示

2017年5月23日のニュース