ポスティング世界統一ルール制定へ MLBコミッショナーが明言

[ 2017年5月20日 05:30 ]

大リーグのマンフレッド・コミッショナー(AP)
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 ニューヨーク市内で行われた大リーグのオーナー会議が18日(日本時間19日)に最終日を迎え、ロブ・マンフレッド・コミッショナーはポスティングシステムの改正協議を進めていると明言した。

 会見で「話し合いを始めた。来季の選手契約の時期(今オフ)までには決める。プロ選手に特化した統一システムをつくりたい」と説明した。

 同システムは日本と韓国で利用され、日本選手とは13年11月から上限2000万ドル(約22億4000万円)を払う意思のある全ての米球団が交渉可能。一方、韓国は98年12月〜12年12月に日本でも利用されていた上限なしの入札制で、最高額を提示した球団が独占交渉権を得る。同コミッショナーは3月に来日した際にも「KBO(韓国リーグ)、NPB、キューバの全体で適用されるシステムがあるといい」と話していた。

 上限2000万ドルからの減額要求の可能性も含め、改定には日米間で交渉の難航が予想される。制度改正の内容と制度の成立時期は、日本ハム・大谷の今オフのメジャー移籍に大きな影響を及ぼす。(大林 幹雄)

 ▼プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー NPB側でも12球団、選手会の考え方をしっかり踏まえ、交渉のための具体的な検討を開始している。

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2017年5月20日のニュース