巨人・菅野“超省エネ”8回1失点 今季セ最短2時間16分斬り

[ 2017年5月17日 05:43 ]

セ・リーグ   巨人5―1ヤクルト ( 2017年5月16日    東京D )

お立ち台で笑顔を見せる菅野の帽子のツバには「頂」の文字
Photo By スポニチ

 エースの投球だった。8回1失点でリーグトップタイの5勝目を手にした巨人・菅野。6回までわずか60球で3安打無失点という超省エネ投球だ。7回にバレンティンにソロを浴びたのが唯一の失点。8回1死満塁では山田を投ゴロ、続く雄平はこの日最速153キロの直球で三ゴロに仕留めてピンチを切り抜けた。球数は91球で余力はあったが、8回でお役御免となり「バランスもよく、まずまずだった」とクールに振り返った。

 4連続完封勝利の記録樹立を逃した9日の阪神戦(東京ドーム)は8回4失点で今季初黒星を喫した。チームも先週は1勝3敗と波に乗れず「申し訳ない気持ちだった。今回は週の頭を取って勢いをつけたかった」。そんな気迫が、今季リーグ最短の2時間16分というテンポのよさにつながった。これでヤクルト戦は昨年3月25日(東京ドーム)から5連勝だ。

 節目の通算50勝に王手をかけた。次回登板は23日の阪神戦(甲子園)だ。「前回やられた屈辱を絶対に晴らしたい」。エースの視線は早くも1週間後のリベンジマッチに向けられていた。 (重光 晋太郎)

続きを表示

2017年5月17日のニュース