早大・小島 自身初完封 ケガから完全復活 立大から首位奪取

[ 2017年5月15日 05:30 ]

東京六大学野球第6週第1日   早大1―0立大 ( 2017年5月14日    神宮 )

<立大・早大>2安打完封勝利を飾った早大・小島
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 1回戦2試合が行われた。早大は右足首故障から復帰したエース左腕・小島(おじま)和哉投手(3年)が立大打線を2安打に抑え、自身初の完封。1―0で先勝し、首位に立った。慶大は明大を逆転で下した。

 最後の打者から136キロでこの日7個目の三振を奪うと、小島は左の拳を小さく握った。リーグ戦初完封。2安打に抑える快投で立大を逆転しての首位浮上に「勝ててホッとした」と安どした。

 開幕直前の練習中に右足首を捻挫。痛みを抱えながら4月22日・明大戦に登板したが、3回2失点で降板し戦線を離脱した。「悔しかった。裏切ってしまった」。浦和学院時代の13年センバツ優勝投手、高校日本代表、そして、六大学ではリーグ現役最多13勝の実績を誇る左腕は奮い立った。「故障を言い訳にはしない。抑えることがエースであり投手の宿命」と制球も決まって、二塁をも踏ませなかった。

 試合後には観戦した両親にウイニングボールをプレゼント。勝ち点2で5校が並ぶ大混戦の中で価値ある一勝に、高橋広監督は「今日は小島に尽きる」と称えた。 (松井 いつき)

 ▼立大・溝口智成監督 2安打なんでね。でも相手投手がよかったから負けたではダメ。明日やり返します。

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