巨人マイコ 鬼門マツダまた勝てず セ本拠唯一白星なし

[ 2017年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―11広島 ( 2017年5月13日    マツダ )

<広・巨>初回に3失点しマウンドにロジンバックをたたきつけるマイコラス
Photo By スポニチ

 2、3位の直接対決で、巨人は投手陣が崩壊し、今季ワーストタイの11失点で大敗。4月26日以来の2位浮上を逃した。先発のマイコラスは初回に5安打を集中され3失点。6回9安打5失点で2敗目を喫し「高めに浮いてしまった」。マツダスタジアムは通算3試合、17回で13失点の鬼門で、セ・リーグの本拠地で唯一、勝ち星がない。

 2―4の6回1死一、三塁では浅い右飛を捕球した橋本到が本塁へ悪送球。防げた失点に、高橋監督は「(守備が)一番の持ち味。あれでは話にならない」と厳しかった。8回には篠原、中川が四球絡みで一挙6点を失い、試合は決まった。指揮官は「後から行った投手が四球を出しているようでは。(若手投手は)どんな場面でもチャンスなんだから。のまれるとかの問題じゃない」と語気を強めた。

 今季の広島戦は7試合で1勝6敗、投手陣は計48失点を喫している。村田ヘッドコーチは「バッテリーがもっと工夫をしないと。広島に勝たないと上にはいけない」と苦言を呈した。昨季王者に対する苦手意識を早めに払しょくしなければ、3年ぶりのリーグ優勝は見えてこない。 (川島 毅洋)

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月14日のニュース