悪夢9点差逆転負け払しょく!広島・岡田 4勝目「しっかり粘れた」

[ 2017年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   広島11―2巨人 ( 2017年5月13日    マツダ )

<広・巨>7回を2失点と好投した岡田
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 3点リードの7回1死一、二塁。広島・岡田は最後の力を振り絞った。代打・脇谷、石川を150キロ超の直球で連続三振。4回に阿部に2ランを喫したが、7回2失点8奪三振の力投で前回の悪夢を払しょくした。

 「ピンチもしっかり粘れた。特に直球が良かった。前回は力んで試合をつくれなかったけど、今日は力みなく投げられた」

 6日の阪神戦(甲子園)は9点援護を受けながら、四死球を連発して5回2/3を7四死球7失点。チームは9点差から歴史的な逆転負けを喫した。この日は自身初のスライド登板だったが、2四球と課題も克服した。

 新人だった昨季に並ぶ4勝目。昨季は対右打者の被打率が・299だったが、今季は内角に投げ込むことがテーマだ。リーグ首位打者の坂本勇を3打数無安打。これで対右は同・177に抑え、「内角を突けていることが大きい」とうなずいた。

 「勝ち星はあまり意識していない。しっかり長いイニングを投げられるように」。チームは最近7試合で先発投手に白星が付かず、その間は計55失点。敗れれば3位転落の試合で踏ん張った将来のエース候補に、緒方監督も「前回の反省を踏まえて、力のあるボールを投げ込んでくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 ◇広島の9点差逆転負けと岡田 5月6日の阪神戦(甲子園)に先発した岡田は、4回まで1安打無失点の好投。しかし9―0の大量リードで迎えた5回に1点を失うと、6回には先頭・高山への四球をきっかけに突如崩れた。「修正しきれなかった」と、この回だけで4四死球。結局、5回2/3を4安打7四死球7失点で降板し、3番手・薮田が7回に3点を奪われて22年ぶりの9点差逆転負けを喫した。

 ◇17年5月6日 (甲子園)

広 島 220 230 000―9

阪 神 000 017 31X―12

 (広)岡田、中田、●薮田、オスカル―石原、会沢

 (神)福永、松田、○高橋、マテオ、Sドリス―梅野

 <本>丸(広)

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2017年5月14日のニュース