メッセ開幕5連勝 インタビュー要請に「今日はナカタニだろ」

[ 2017年5月13日 08:40 ]

セ・リーグ   阪神4―1DeNA ( 2017年5月12日    横浜 )

<D・神>7回裏2死一塁、ロペスを三ゴロに打ち取りガッツポーズするメッセンジャー
Photo By スポニチ

 今年のメッセは負けない。序盤は珍しく制球に苦しむ場面があったものの、丁寧に粘り強くアウトを積み重ねる。終わってみれば、9安打を浴びながらも7回1失点。リーグ単独トップとなる5勝目を、自身13年以来4年ぶりとなる開幕5連勝で飾った。

 「前半は我慢、我慢という投球だった。点を取ってもらった後も追いつかれてしまったが、野手のみんなが点を取ってくれて感謝している。リードを広げてくれたおかげで、自分も粘ることができたと思うよ」

 4回に鳥谷の左中間適時二塁打で先制したその裏に、2死二塁から宮崎に右中間同点二塁打を浴びた。ただ、そこで気持ちを切らさず粘った。6回に中谷の左越え勝ち越しアーチが飛び出し、8回には福留、鳥谷のダメ押し弾が出たことで役目は終了。好調リリーフ陣に後は任せて、無傷の5勝目を手にした。

 3・4月に自身2度目となる月間MVPに輝いた。来日8年目。今年で36歳になり、相手チームの研究も進んでいる中で結果を出し続けている。その要因を聞くと「そんな秘けつがあれば教えてもらいたいぐらいだよ」と笑うが、徹底した自己管理に加え、現状に満足せず、常に新しいことを取り入れる姿勢が“長寿”につながっていることは間違いない。

 昨オフに、これまではカットボールに近く、球速が速かったスライダーを改良。より遅く変化が大きく、直球との緩急差をつけられる新球を習得した。「オフから取り組んできて、沖縄キャンプでもしっくり来ているなと思っていた」。香田投手コーチも「今年はカーブ(遅いスライダー)がいい。カウントも、空振りも取れている」と快投の一因に挙げた。

 日本に、阪神に、すっかり溶け込んだことも大きい。試合後にヒーローインタビューを依頼されたが「今日はホームランを打ったナカタニだろ」と日本人ばりの男気を見せて後輩に譲った。チームの6連勝は10日巨人戦で一旦、途切れたが、エースの貫禄勝利から再び進撃開始といきたい。 (山添 晴治)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年5月13日のニュース