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7年目の覚醒!中谷2戦連発で初V弾 カブレラがお手本

セ・リーグ   阪神4―1DeNA ( 2017年5月12日    横浜 )

<D・神>6回表2死、中谷は勝ち越しとなる左越えソロホームランを放つ
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 首位の強さを見せつけた。阪神は3本のアーチを架けてDeNA戦(横浜)に4―1で快勝。6回の中谷将大外野手(24)の左翼席への4号ソロがプロ初の決勝弾となった。2試合連続本塁打で自慢のパワーを披露し、試合のなかった2位・広島に2ゲーム差をつけた。

 今の猛虎は、一つのミスでへこたれない。たくましい「反発力」を、中谷がその弾道で示した。

 「2アウトからでもつなぐ意識で打席に入った。ランディが頑張っていたので、結果がホームランになって良かった」

 同点の6回2死走者なし。井納のスライダーが甘く入ったところを逃さなかった。フルスイングからの弾丸ライナーで瞬く間に左翼席へ。10日の巨人戦(東京ドーム)の9回に放った3号に続き、プロ7年目で初の2試合連続ホームランで、力投するメッセンジャーに5勝目も届けて見せた。

 この回、先頭の糸井が四球で出塁も、福留の打席で飛び出してアウト(記録は盗塁死)。勝ち越し機が、一瞬でしぼんだ。相手に傾きかけない流れを“力ずく”で引き寄せたのだ。

 金本監督も「そういうの(流れを変える一発長打)を期待して出している。期待通り本塁打、一発長打。ナイスです」と最敬礼。遠征の際も早出で素振りに取り組み、「今はステップした時に、しっかり重心とグリップが後ろに残っている。打撃の割り、間とも言う。それが出来つつある」と確かな成長を認めた。

  スマートフォンの 中に「最高のお手本」がいる。昨年から試合前の空き時間を利用し、ある動画を見るのがルーティンになっている。

 「カブレラですよ。自分とは比べものにならないですけど、同じ右(打者)ですごいバッターなんで、自分の中で良いイメージを持てるんです」

 34歳にして、メジャー通算450本塁打を誇り、12年には3冠王も獲得した現役最強打者として名高いミゲル・カブレラ(タイガース)の本塁打を集めた動画をクラブハウスで食い入るように見つめる。昨季64試合で放った4本塁打に、今季27試合目の出場で早くも並んだ。カブレラの背中を追いかけ、入団以来、期待されてきた和製大砲として目覚めの時が来た。

 4回には2死から二塁内野安打で出塁し、鳥谷の左中間への二塁打で足をもつれさせながらも、生還。背番号60の躍動が得点を生み出している。

 「良い準備をして打席に入れているので、慢心せず、ずっと結果を残せるように頑張りたい」

 次戦を見据えて表情を引き締めながらも、確かな自信が両手に残った。(遠藤 礼)

[ 2017年5月13日 08:10 ]

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