キャプテン翼・高橋陽一氏が描くハム大谷は何頭身?「足が長いのでそのまま」

[ 2017年5月12日 10:30 ]

4月20日に発売された漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一氏によって描かれた大谷翔平のグッズ
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 ひと昔前はサッカー少年にとってクッション性のある砂場が「もうひとつの練習場」だった。オーバーヘッドキック、ハンドスプリングスロー…。今年40歳の記者と同世代ならピンとくるだろう。「いつか自分も…」。ダイナミックな技の習得のため必死に練習した。

 先日、サッカー少年だった記者が影響を受けまくった漫画「キャプテン翼」の作者である高橋陽一氏を取材する機会があった。国内外のプロ選手にまで影響を与えるなどサッカー界の発展に大きく貢献する同氏は、4月20日の日本ハム―オリックス戦で始球式を務めるため東京ドームを訪問。投球後の取材で名刺を渡す際には「自分も夢を与えていただいた一人です」と感謝の言葉を伝えた。

 始球式は高橋氏が「江夏さんが(広島からトレードで)来た頃(81年)からファン」という日本ハムとのコラボで「大谷グッズ」のイラストを手掛けたことで実現した。高橋氏は「いつもキャラを描く時は格好良くするために足を長めに描くけど、大谷選手は足が長いのでそのまま。格好良いですよね」と言う。

 その大谷は4月上旬に左太腿裏の肉離れを発症して長期離脱中。チームも多くの借金を抱え下位に低迷しているだけに「まだ(シーズンは)始まったばかり。何とか頑張ってほしい」とエールも送った。始球式が行われた同日からTシャツやタオルマフラーなど11種類14アイテムが発売され、ここまで売れ行きも好調だ。

 「二刀流」がさらに進化した昨年は10勝&22本塁打をマークしてリーグ優勝と日本一に貢献するなど、まさに「漫画」のような活躍をした大谷。現段階で復帰時期は未定も、戦列に戻れば確実に「起爆剤」となれる。5月は6勝2敗とはいえ、まだ借金は9(11日時点)。この難局をチーム一丸で乗り越えてほしい。(記者コラム・山田 忠範)

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