東洋大・高橋監督 執念の猛抗議!「やすやすと優勝させたら彼のためにならない」

[ 2017年5月10日 14:59 ]

東都大学春季リーグ戦   東洋大9―2国学院大 ( 2017年5月10日    神宮 )

 東洋大が国学院大に連勝し、勝ち点3。国学院大の優勝王手を阻止し、首位に浮上した。

 試合は初回からヒートアップした。国学院大の先頭打者・山崎剛内野手(4年、日章学園)が放った左越えへの打球の判定を巡り、東洋大の高橋昭雄監督が猛抗議して9分間中断。記録は二塁打となったが。指揮官は「ネットに当たってから捕ったと言われた。だいたいウチはそんな芸術的なプレーできないんだから」と高橋節全開。それでもナインは集中力を切らさず、2回、3回と安打を集め、9安打9点と効率よく得点につなげた。

 高橋監督は今年6月で69歳。41歳の敵将・鳥山泰孝監督へ「別に彼が憎いわけじゃないよ。でも僕だって若い時は太田(誠、駒大元監督)さんや宮井(勝成、中大元監督)さんにやられたんだ。彼(鳥山監督)はこれからの東都を背負っていく監督。そうやすやすと優勝させたら彼の将来のためにならないよ」とベテランらしい独特の言い回しで、プライドをのぞかせていた。

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2017年5月10日のニュース