巨人・菅野「完全に失投」無失点途切れ…今季165人目福留に初被弾

[ 2017年5月10日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―4阪神 ( 2017年5月9日    東京ドーム )

<巨・神>初回2死一、三塁、鳥谷の左前適時打で三塁走者・糸井の生還を許した菅野
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 52年ぶりの偉業は夢と消えた。巨人・菅野は65年の巨人・城之内邦雄以来の4試合連続完封を逃し、8回4失点で開幕からの連勝が4で止まる黒星を喫した。「(連続完封の意識は)ないわけない」と本音が漏れた。

 初回の2失点で、4月18日のヤクルト戦(熊本)の初回から始まった連続無失点が27イニングでストップ。昨年記録した自己最長の30イニングに届かなかった。切り替えを図ったが、マギーの一発で1点差に詰め寄った直後の3回には福留の2ランを被弾。1死一塁で初球、外角を狙った148キロワンシームが逆球となり、右翼席に運ばれた。

 今季165人目の打者で初めて許した本塁打。直前に左飛に打ち取った糸井に対しても、外角を狙ったワンシームが高めに浮いていた。珍しい2球連続の投げミス。「完全に失投」と悔やんだ。

 7回に打席に立ち、中軸を迎えた8回も続投して115球を投げた。「こんな展開にしたのは自分の責任。あそこはこだわった」。首位・阪神とは3.5ゲーム差。「まだ戦いは序盤。(次戦に向け)しっかり準備したい」と仕切り直しを誓った。 (川島 毅洋)

 ▼巨人・小林(初回の糸井の適時打に)勝負するところ。最終的にチームが勝てばいい。

 ▼巨人・高橋監督(菅野は)変わった感じはしなかった。点は取られたが、先発としてイニングは投げてくれた。

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2017年5月10日のニュース