広島 安部が貴重な2点三塁打、同じ誕生日の野村を援護「気持ちよかった」

[ 2017年5月2日 21:51 ]

セ・リーグ   広島5―2中日 ( 2017年5月2日    マツダ )

<広・中>お立ち台の前でドリンクタンクを持って飛び出した鈴木(左から2人目)と野間(右)から逃げる安部
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 広島が5月最初の試合を鮮やかな逆転でものにした。

 5回2死三塁から5連打で一気に5点を奪ったが、試合を決定づけたのは安部の2点三塁打だった。鈴木の同点打、新井の適時打で1点を勝ち越したが、さらなるリードを広げる貴重な一打だった。試合後お立ち台で安部は「主砲がつないだので、何とか(先発の)野村を援護しようと打席に入った」と話し、左中間を抜けた会心の一撃に「気持ちよかった。最高です」と声を張り上げた。

 この日は4打席で2安打1四球とチーム唯一のマルチ安打で十分に存在感を示した。「(今季)10年目で後がないと思って。最後に出られる試合だと思っている」と、危機感を胸にプレーし3割5分を超える高打率を維持している。

 投げては安部と全く同じ誕生日の野村が7回2失点とエースの役割を果たして4月4日以来の2勝目を飾った。4回に先制され、5回も1死二、三塁とピンチを招いたが後続を断って反撃を呼び込んだ。「頼もしい打線。逆転してくれると思っていた」と我慢強く投げたことが結果に結びついたことを喜んだ。

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