ヤクルト由規 こどもの日に今季初登板初先発へ はい上がる姿を

[ 2017年5月2日 05:30 ]

キャッチボールで笑顔を見せる由規
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 ヤクルト・由規が5日のDeNA戦(横浜)で今季初登板初先発することが濃厚となった。神宮室内で行われた1軍の投手練習に参加。キャッチボールやダッシュを行い、「まだ実感はないです。投手陣しか会ってないので。明日、野手や皆さんに会えば感じると思います」と目を輝かせた。

 春季キャンプは2軍スタート。13年オフに手術した右肩に考慮し、慎重に調整を積んできた。4月28日のイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で2安打完封。術後初めて中6日の登板間隔で9回を投げ切り「初めての中6でばらつきや疲れもあると思ったが、なかった。自信になります」。直球も150キロ台をマーク。完全復活を目指す右腕に白羽の矢が立った。

 5日は「こどもの日」だ。右肩手術後、由規は15年オフに育成選手となった。昨年7月に再び、支配下契約を交わし、同24日の中日戦(ナゴヤドーム)では1786日ぶりの白星。中10日以上の登板間隔を保ちながら1軍で5試合に登板し、2勝3敗だった。オフにはレンジャーズ・ダルビッシュの合同自主トレに参加。トレーニング方法だけでなく「お酒?飲んでないです」と食生活でも学んだ。どん底からはい上がってきた姿は、子供たちの模範となるはずだ。

 4月を2連勝で終え、チームは最下位を脱出。打撃陣は低調だが、ここまで投手陣はリーグ3位の防御率3・08と調子を維持している。そこに加わる由規。快投すれば5月反攻の追い風となる。 (川手 達矢)

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2017年5月2日のニュース